カテゴリー「ハワイの旅」の24件の記事

2009年1月 7日 (水)

ハワイの旅23(完結) ガソリンの給油に手こずる

2008年9月18日(木)

 朝6時起床。身支度を整え、朝食を摂る。ゲストブックにお礼の言葉を綴る。即興&手書きで英文の手紙を書くのは結構大変だ。ゲストプックをパラパラとめくると、皆満足している様子。日本人らしき名前は我々以外には見つける事ができなかった。

 重くなったスーツケースを下げて、やっとの思いで階段を降り、カムリのトランクに押し込む。大型スーツケースに目一杯詰め込みすぎたようだ。母屋のご主人はもう仕事に出掛けたようでガレージには車が無い。到着の時に我々を案内してくれたおじいさんが、居間で居眠りをしているのを発見。かわいそうだが、声をかけて起こす。「これから出発します。鍵は部屋の中に置いてあります。ありがとうございました。Bobにも宜しくお伝えください。」と挨拶をして、握手をする。

 午前7時30分、出発。Kaneohe Bay Drive から H3 Freeway へ。平日の通勤時間帯だが渋滞は無い。右手にカネオヘ湾を見下ろしながらの快走。峠を越えると住宅も増えてくる。パールシティの手前で H1 Highway の東方向に進路を取る。順調に進みすぎて30分もかからずにホノルル空港付近まで来てしまった。しかし道中ガソリンスタンド gas station が見当たらなかった。給油しないで返却しても後で清算してくれるシステムになっているが、自分で給油した方が安上がりのはず。H1 Freeway を降りて 高架下の Nimitz Highway に入ってみる。しばらく行くと右手の側道脇にガソリンスタンドを発見。次の信号でUターンして無事にガソリンスタンドに立ち寄る事ができた。

 ここはセルフ式のスタンドだった。地球の歩き方に書いてあった手順では、クレジットカードを読み込ませて、画面の案内に従って給油すれば良いので日本とほぼ同じ。これなら楽勝と思っていたのだが…。給油機の回りには特に操作説明は書かれていない。クレジットカードを読み込ませると、液晶画面に "Enter 5 digit zip code" と表示される。何だ? 郵便番号。 物は試しで日本の郵便番号を入力してみるが、当然駄目。画面にはポンプの認証に失敗と表示されている。使い方を教わろうとオフィスに行ってみるが、通勤時間帯とあってレジには5人ほどの列ができている。列の後ろに並んで順番を待つ。ようやく番が来て、レジのおばさんに「クレジットカードが使えない。どうすればいいのか。」と尋ねたが「使えるはずだ。」としか教えてくれない。途方にくれている所へ、たまたま地元の若者が通りかかったので助けを求める。彼が操作してもうまくいかなかったが、親切にオフィスまで行って問い合わせてくれた。

 結局国際クレジットカードは給油機のカードリーダで読み込ませて直接使う事ができないのだそうだ。①まずレジに行き、クレジットカードを預ける。②給油機のロックが解除される。③油種を選んで給油。④終わったらレジで清算という手順である事がわかった。レジのおばさんも最初から親切に教えて欲しいものだ。

 この旅で400km以上の距離を走ったが、ガソリン代は $52.37。アメリカはガソリンが目茶苦茶安いというイメージだったが、結構高くなったようだ。(2008年9月の話である。)

 思いのほか給油に時間がかかってしまった。ホノルル空港へ急ごう。最初にターミナルビル2階のANAの出発ロビーの前までレンタカーで行き、妻とスーツケースを降ろす。それから1階のレンタカー返却場へ。何と返却場の隣にガソリンスタンドがある事が判明。なんだここで入れれば良かったんだ。表示に従い、Hertz の返却場所に到着。無事故無検挙でまずは一安心。

 借りるときにキーが入れてあった袋の裏が返却時のチェックリストになっている。途中で給油をしたかどうかとか、返却時の燃料計の目盛の位置などを予め記しておけば手続きが早い。係員にチェックシートを提示すると、簡単に車両をチェックした後、チェックシートのバーコードをリーダーで読み取り、それで手続きは終了である。No.1 Club Gold 、行きも帰りも結構便利だった。追加料金は無く $229.39 で済んだ。

Img_3369 さて、行きと同様にターミナルビルまで歩くことを覚悟していたが(それで先に妊婦さんと荷物を先に降ろしたのだけれど)、出発ロビーまで無料のバスが出ていた。ANAのカウンターの前には日本人だらけ。まあ、もうここに来たらもう帰国したようなものだ。構内には日本庭園もある事だし。

 チェックイン時、スーツケースが重量超過で追加料金を取られてしまった。小さなスーツケースの方に重い物を重点的に入れれば良かったのかもしれない。大は小を兼ねると思って一番大きな物を購入したが、思わぬ落とし穴があった。

 ホノルル空港を離陸した飛行機は右手にオアフ島の南岸を見ながら西に進んでいく。西海岸にさしかかると、眼下に JWマリオットイヒラニリゾートアンドスパが見える。上空から見るとこのあたりの海は岩が多く、泳ぐことは難しそうだ。人工ラグーンと人工ビーチが4つも作られているのはそのためだろう。旅行プランの最初はここに泊まろうと思っていたのだが、今になってみるとあまり魅力的とは思えなくなっていた。ここもまた南の島に作られた南の島のテーマパークの1つなのか。カイルアの自然の美しいビーチサイドで過ごすことができて良かったと思う。

 離陸から数時間後。機内アナウンスに促されて窓の外を眺めると、ミッドウエイ島の環礁が見えた。この美しい場所も軍事利用され、戦争の舞台となった悲しい歴史を持つ。今は軍事施設は閉鎖され、自然保護区となっている。少数の担当官が駐在するのみで、観光で訪れる事もできない。人の手が及ばない本当の天国の海がここに復活しつつあるのかもしれない。

(終わり)

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2008年12月31日 (水)

ハワイの旅22 ここは日本か アラモアナSC & DFS

2008年9月17日(水)

 ホテルのお部屋拝見の後、皆でアラモアナセンターに買い物に行く事になった。ワイキキパークホテルの Valet Parking は何故か無料にしてくれた。(係員へのチップは忘れない事。)

 覚悟はしていたが、アラモアナセンターは日本人だらけである。下手すると外国人旅行客が増えた銀座や秋葉原よりも日本人の比率が高いかもしれない。広大なショッピングセンターではおみやげからブランド物まで何でも揃う。日本語を話せる店員もたくさんいるので安心なのだろう。しかしここで購入すると免税にはならない。

 お目あての物が決まっているなら免税店で購入した方が安い。再びワイキキに戻り、DFS Galleria Hawaii へ行く事に。事前に,ネットやガイドブックで調べた範囲では駐車場の有無がわからなかった。私は特に買う物が無いので妻をDFSの玄関でおろし、車で市街地をぐるぐる回って待機する事にした。買い物が終わったら携帯電話をワン切りしてもらう事にしていた。何周も市街地を巡回するがなかなか電話は鳴らない。すっかり日も暮れてしまった。夜の繁華街の運転は気を使う。できればどこかに車を停めておきたいが適当な駐車スペースが見つからない。

 もしやと思い、DFSの裏側に回ってみる事にした。実は一方通行の関係でDFSの裏側の道に行くのは結構面倒だ。市街地から一旦西側へ抜け、南側の Kalakaua Avenue (東向き一方通行) に入る。道路標識を良く見て Lewers Street (北向き一方通行)を見逃さずに左折しなくてはならない。もし見逃すと、また大回りしてやり直しとなってしまう。DFSの裏側に行くと案の定駐車場への入口があった。何故か表示も小さめであまり目立たない。駐車場の中は薄暗く、倉庫のような雰囲気。料金は無料のようだが、停まっている車はあまり多くない。多くの買い物客は徒歩や、無料送迎バスでやってくるのだろう。

 店内に足を踏み入れると一転して明るくきらびやか。ロビーの椅子に座って妻に電話をかけようとした時、向こうから疲れた顔をして妻がやってきた。お目当てのお店に行き、商品を見せてもらい、いよいよ購入という所までこぎ着けたのに、帰りの飛行機のeチケット控えを持っていなかったため、購入できなかったのだそうだ。eチケット控えは私が持っていた。

 この2月に沖縄で利用していたのに、DFSのシステムの事をすっかり忘れていた。買い物客はレセプションカウンターで航空券を提示してショッピングカードを作ってもらわなければならなかったのだ。ここで購入した商品はその場ではもらえない。ホノルル空港に運ばれ、出国手続きを済ませた先の搭乗ゲートでの引き渡しとなる。

 気を取り直して、レセプションに行きショッピングカードを作ってもらい、店内へ進む。DFSの中はわざと動線が長くなるように作られている。フロア内の多くの店の前を通らせるためだ。今回は買いたいお店が決まっているのだが、そこまで辿り着くのにかなりの距離を歩かされる。店内の表示は殆ど日本語。耳に入ってくる言葉も日本語ばかり。それもそのはず。アメリカ本土からの観光客は国内旅行だから DFS では買い物ができない。だから客は殆ど日本人。それに混じって韓国や中国の人を多少見かける程度だ。まだ海外旅行中なのに、帰国して日本のデパートに来てしまったような気分になってしまう…。

 お店の人が妻に話しかけてきた。(もちろん日本語。)

店員「それ Manuheali'i の新しいデザインのムームーですよね。素敵ですね。ホノルルではなかなか手に入らないんですよ。どこで買ったのですか。」
妻 「カイルアですよ。いっぱい売ってましたよ。」
店員「そうなんですか。やっぱりフラをなさるんですか。」
妻 「いいえ。 [何で(゚Д゚)ハァ? ]」
店員「Manuheali'i はフラをする人には大人気なんです。いいなあ。私も買いに行こうかしら。」

 特に予備知識も無く、ふらっと入ったお店が Manuheali'i というだけだったのだが、こうやって褒められるととってもいい気分のようだ。別のお店でも声をかけられた。(またまた日本語。)
店員「それ、Manuheali'i ですか。」
妻 「ψ(`∇´)ψ そうですよ。」
店員「素敵ですよね。」
妻 「( ̄ー ̄)ニヤリ でしょ。」

 ようやく買い物終了。時刻はもう20時近い。すっかり遅くなってしまった。それにしても今日は殆ど英語を話す事無く終わってしまった。ホノルルにずっといたら、毎日こんな状況なのだろうか。それでは海外に行った意味がないような気がする。今回の旅でホノルル滞在を避けた事は、我々にとっては大正解だったようだ。

 レンタカーに戻り、Pali Highway を目指す。峠のトンネルを抜けると眼下にカイルアの夜景が広がる。見慣れた Kailua Road に入ると、なんだかホームタウンに帰ってきたような気分で、ものすごくほっとした。まだ飲食店は開いている。もうアメリカンフードはいいよね。Saeng's Thai Cuisine でパッタイとグリーンカレーを食べる事にしよう。タイ料理がアメリカンサイズで出てきたらどうしようかと思ったが、普通の量だったので安心した。料理の味はおいしかったが、閉店間際で店員がダレていたので、チップは10%弱とした。

 明日は帰国の日。貸別荘 Kailua Beach Estate に戻り、荷造りをする。

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2008年12月25日 (木)

(番外)オバマ時期アメリカ大統領がカイルアビーチに

 ニュースを見ていたら、オバマ氏がクリスマス休暇を、出身地のハワイ州で過ごすという。どこに宿泊するのかと思ったら、カイルアビーチ近くの貸別荘だそうだ。「わかってるじゃないの」と思わずニヤリとしてしまったが、考えるまでもなくオバマ氏の方が地元民であった。もちろん、我々夫婦が借りたような所ではなく、もっと最高級の貸別荘なのだろうけれど…。
 今頃あの小さなカイルアの町は大騒ぎになっているに違いない。
 ちなみに、日本の報道では「オ」バマとオにアクセントを付けられてしまっているが、実際にはオ「バー」マとバにアクセントを付けて発音する。由来はケニアのルオ族の氏族名なのだそう。従って(スワヒリ語がそうであるように)第2音節にアクセントが来るのも納得できる気がする。

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2008年12月24日 (水)

ハワイの旅21 ハウツリーラナイでの昼食会

2008年9月17日(水)

 結婚式の後は昼食会となる。新郎新婦はまだ写真撮影があるそうで別行動。他の参加者はリムジンに乗りホノルルへ向かう。我々夫婦はレンタカーでその後を追う。ホイールベースが無茶苦茶長いリムジンカーは小回りが効かず、コーナーを曲がるのが大変そう。曲がり切れずに切り返しを要する場合もあるので、レンタカーでついて行く場合は予測して車間を開けておく必要がある。カハラの住宅地の中を抜けて、ホノルル市街地の東のはずれ・ダイヤモンドヘッドのすぐ西隣にある ニューオータニカイマナビーチホテル に到着。Valet Parking なのでホテルのエントランスで車を預ける。時刻は11時30分。

Img_3343  日系のホテルなので日本人客ばかりかと思ったが、意外に白人の客も多くみかける。旅行会社のスタップと思われる若い日本人女性が2人待機していた。彼女らの指示に従ってホテルのロビーで待つが、新郎新婦はなかなかやって来ない。暇なのでホテル前の Kapiolani Park Beach に出てみる。カイルアの海と違って人がうじゃうじゃいる。それでもワイキキよりは少ないのだろうが。砂は茶色い。ここもワイキキと同じようにカリフォルニアの砂なのだろうか?? ワイキキ方面の風景は殺風景なコンクリートの建造物で遮られている。防波壁?の上を歩いていくとようやくワイキキビーチ方面を遠望できるポイントが見つかった。

Img_3349  12時30分。ようやく新郎新婦が到着。昼食会が始まった。ハウツリーラナイは、その名の通り大きな Hau Tree の木陰につくられた Lanai ラナイ=バルコニー を使ったレストラン。白い柵の向こうにビーチが広がるが、残念ながらプライベートビーチでは無いので人が多い。リゾートホテルの海辺のレストランという雰囲気にはやや欠ける。しかしハウツリーと潮風のおかげで涼しくて過ごしやすいのは良い。旅行会社の女の人たちが飲み物の注文をとってくれたが、日本語メニューも完備されているこのレストランではおそらくベタな日本人観光客でもオーダーぐらいさすがに自分できるだろう。彼女たちの存在意義は結局よくわからなかった(^-^; 。

Img_3361_1 Img_3362_1_2Img_3365  食事の後はワイキキの市街地へ向かう。我々夫婦以外はホノルルに宿泊しているが、泊まっているホテルはバラバラ。義父母と義弟(長男)が宿泊しているワイキキパークホテルの Valet Parking に車を預ける。お部屋見学をさせていただきラナイから高層ビル群の写真を撮影。隣に見えるピンクの建物はロイヤルハワイアン。

 次に新郎新婦の泊まるハレクラニにお邪魔した。ラナイから有名なプールの写真を撮影させていただいた。手前の椰子の木が邪魔だ。プールの向こうにはビーチが見える。これが今回の旅行で最も間近に見たワイキキビーチ。やっぱり砂は茶色いみたいだ。

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2008年12月17日 (水)

ハワイの旅20 Calvary By The Sea Church

2008年9月17日(水)

 いよいよ今日は義弟(次男)の結婚式である。午前8時30分に Kailua Beach Estate を出発。結婚式が行われる Calvary By The Sea Church は、ホノルルの東の近郊にあるカトリックの教会である。Pali Highway で山を越えて H1 Freeway を東に向かうルートでも行けるが、行きと同じ オアフ南東端のMakapuu Point を経由する Kalanianaole Highway ルートを選択した。平日の朝だからといって、地方都市 Kailua に渋滞は無く、走行はスムーズ。13日に通ってきた海沿いの快適な道路を逆方向に辿っていく。行きとは少し違った風景が楽しめる。

 式は10時からだが、順調に進み過ぎて、9時過ぎには教会に到着してしまった。我々のレンタカーは近隣のビーチパークの駐車場に停めるように指示されている。教会の建物の手前側には幼稚園があり、どちらかというとこちらの方がこの敷地のメインらしい。園児が屋外で遊ぶ時間帯は危険防止のため園の脇を通って教会へ向かう車道は閉鎖されるそうである。教会前の駐車スペースは限られている上、長い長いリムジンが入ってくるため、一般の車はお断りなのだそうだ。

Img_3249 教会の入口に立っていた白人の女性に英語で話しかけると、流暢な日本語で返事が帰ってきた。隣に立っている女性はハワイ在住の日本人。このお二人が式の段取りなどを新郎新婦に教える係である。今日行われる結婚式は割と少なくて3件。いつもはもっとたくさん予約が入っているらしい。その殆ど全部日本人だそうだ。教会内部に入ると、スチルカメラのカメラマン1名(日本人)、ビデオのカメラマン2名(アメリカ人)が待機中。その他にスタバのコーヒーを持った白人のおじさんが席に座っていた。

Img_3250 Img_3251 Img_3252  教会の内部の写真や、海の写真を撮りながら待つ。庭から海岸に降りると狭いビーチに打ち上げられた海草がいっぱい。東側の方がハナウマ湾の外輪山が見えて良い風景だが、午前中は逆光で写真撮影にはかなり厳しい条件だ。

Img_3271  やがて9時40分頃、新郎新婦と、式に出席する両家の親族5名がリムジンで到着した。新婦の身内の方とは初対面となるので、挨拶をする。

 新郎新婦は式のリハーサルに入る。一般の人は式の最中には写真を撮影する事ができないので、このリハーサル中に撮影しておかなければならない。とはいえ、ベストアングルはプロに押さえられてしまっているので、ちょっと脇からの撮影になってしまう。それでも「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」と思い、枚数だけはたくさんとっておいたら、それなりに良いショットを撮ることができた。

Img_3329  リハーサルが終わると、コーヒーを飲んでいたおじさんが突然赤い上着を羽織って教会の中央に降りてきた。何とこのおじさんが神父様だった。結婚式は素敵なハワイの歌から始まった。神父様の言葉は8割英語、2割日本語。20分ほどで無事式が終わると、今度は庭に出て写真撮影。その後教会の横の通路から玄関に出て、フラワーシャワーで新郎新婦の門出を祝った。

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2008年12月10日 (水)

ハワイの旅19 サンドバーとシュノーケリング

2008年9月16日(火)

 集合時間の12時30分に遅れる事10分。ようやくワイキキからのピックアップのバスが到着。2台のバスからは40-50人もの日本人が降りてくる。ホノルル空港を出てからここまで日本人の集まる所を避けてきたので、大変に異様な光景に見える。妻と二人で「やっちまったな。」とつぶやく。バスに乗ってきた義父母、義弟(長男)、義弟(次男)と合流した。やっと出掛けられるのかと思ったら、午前のツアーの船が戻ってくるのが遅れているのでしばらく待ってくださいとの事。13時にようやく出航となった。船内はまるで団体観光バスのようである。

Img_3215  珊瑚礁に守られたカネオヘ湾は波が穏やかな所だが、今日は風が強いので多少のうねりはある。10分足らずでサンドバーの縁に到着した。色の濃いところが深い部分で、白っぽい部分がテーブル状に浅い砂地になっている所だ。砂地に少し入ったところで停泊する。白っぽい海の向こうに Kualoa Point が見える。間近に感じられるが実はかなり遠い。ここで全員下船して海に入る事に。カメラは水没すると大変なので船上に置いていくようにとのアナウンス。その一方で防水の使い捨てカメラを販売するなどなかなかの商売上手。

Img_3217  この時の水深は腰の下ぐらいで案外深い。浅めのプールのようだ。歩いてサンドバーの中心の方へ向かう。ここでのメインは「記念撮影」。ツアー会社のガイドさんが、写真を撮ってくれる。若い男女が多く、ジャンプしたり、ポーズをとったり、はしゃいでいる。撮ってもらった写真は、後で1枚$10で販売してくれる。昨年のカンボジア・アンコール遺跡での光景を思い出す。

 我々一行はそのノリについていけず、離れたところで記念撮影会が終わるのを待っていた。日差しは強烈だが風が吹いているので立っていると気化熱で体温が奪われて寒い。

Img_3219  ようやく船に戻って良いとの許可がある。歩いていると寒いので準備運動を兼ねて泳いでみる。いよいよシュノーケリングの時間がやってきた。妻は残念ながら見学なので船に上がり、写真撮影係となる。

 さて、ご覧の通りの芋洗い状態。ガイドからは、海水がちょっとでも気管に入ると死ぬとか、深い海がスカッと見えて恐怖を感じる人がいるとか、やたら危険を強調する案内があり、全員救命胴衣を装着するようにとの事。周囲を見ると殆どの人はシュノーケリング初心者のようだ。サンドバーの縁までは歩いて行き、そこから泳いで周縁部の珊瑚礁に沿ってシュノーケリングを「楽しむ」…はずであった。

Img_3221  船上から妻が撮影したのがこの写真。メダカの学校みたいだ。あまりに人が多くて、しかも殆どが平泳ぎをしているのでとにかく蹴られる。救命胴衣を付けているので潜って逃げる事もできない。更には魚を集めるためにパンが配られたのだが、そのパン屑のために海の透明度が著しく悪化して視界もきかない。結局見えるのは人の足ばかり。植草一秀氏なら喜ぶかもしれない。(~_~メ)

 何も見えないので諦めて船に帰る人も増えて、だんだん人数が減ってきたようだ。少し集団から離れて泳いでいると、ようやくぼんやりと珊瑚礁や魚の姿が見えてきた。シュノーケリングは結構楽しみにしていただけに、あまりにも期待外れでがっかりである。

 まあ、考えてみれば、これまでシュノーケリングをした場所が恵まれすぎていたのかもしれない。3年前はタイのパンガン島の人影も少ない浅瀬の珊瑚礁。ツアー参加者は我々夫婦2人だけ。2年前はアフリカのタンザニアのザンジバル島の沖合のムネンバ島。辺境の地ゆえ、手つかずの海は信じられないほど透き通っていた。美しい珊瑚礁や魚たちの姿に引き込まれるように泳ぎ続け、完全にグロッキーになってしまったっけ。

Img_3224_2  ようやく船に戻ると、大多数の客は既に食事の真っ最中。うちの家族の中でも私が最後だった。「全然見えないから戻ってきちゃったよ。」「顔を蹴られた。」「パンのおかげで水が汚くなっちゃって。」「最後まで粘っていたら、うっすら珊瑚礁とちょっとだけ魚が見えた。」

 旅に対する考え方も人それぞれだろう。演出されたこの「天国」に感激する人も多いのかもしれない。でも世界各地にもっと素晴らしい海がたくさんある。

Img_3236  昼食後は沖合に出て、ウミガメ探し。カネオヘ湾は珊瑚礁に守られ大型の海洋動物が入ってこないためウミガメたちの楽園なのだそう。呼吸をするために浮上してくるところを探すのだが、肉眼だと何かがいるという事しかわからない。この写真は200mm望遠で連写した中で最もウミガメの姿が良く捕らえられた1枚をトリミングしたもの。コンパクトカメラでの撮影は無理だろう。

 16時20分、船は Heeia Kea に戻る。日本人にだけ囲まれていると、すっかり海外に来ている事を忘れてしまい、クルーにチップを渡すのを忘れてしまった。(+_+) まっ、いいか。

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2008年12月 3日 (水)

ハワイの旅18 サンドバーへ行けることになる

2008年9月16日(火)

 昨夜の夕食会の時の会話で、義父母と義弟(長男)、義弟(次男)の4人で、16日午後のサンドバーのツアーを予約できていた事がわかった。15日の昼頃に電話したら取れたというのだ。(もともと別行動の予定だったので私たちと一緒には申し込んでいなかったのだ。)私たちがメールで申し込んだのはその前日であったが、結局そのメールは読まれておらず、15日午後に電話で確認したときには満席と言われ断られてしまったのは先の記事で書いた通りである。そんな事実がわかってしまい、余計にがっかりしていた。

 ところが、16日の朝、妻に義父から電話がかかってきた。ツアー会社に電話したところ、何故かサンドバーの午後のツアーが2人分追加できたのだそうだ。おかげで、サンドバーに行ける事になった。行けることは嬉しいことだが、何だか素直に喜べない気分である。

 他のツアー客はホノルルのホテルでのピックアップ付きだが、レンタカー利用の我々だけは Heeia Kea の港に12時30分に行けば良い。中途半端に 時間が出来てしまったが、別荘でだらだらしていても仕方が無いので、とりあえず前から懸案になっていた、マタニティーショップ Sweat Peas に行ってみる事にした。今日は火曜日だから営業しているはずだ。(日曜・月曜休業)

 ところが、Keolu Hills の Enchanted Lake Shopping Center に行ってみると、またもやお店は閉まっている。扉に掲示された表示を見ると「ご愛顧ありがとうございました。9月27日で閉店します。」、みたいな事が書かれている。であれば今日はまだやっているはずだが…。ショッピングセンターのこの一角はまるでゴーストタウンのようで、併設の映画館もつぶれ、テナントも殆ど閉店している状態。サブプライムローン問題に端を発する不況の影響であろうか。

Img_3202  仕方がないのでカネオヘ Kaneohe へ向かう。途中 Windward City Shopping Center に立ち寄る。南北に走る Kamehameha Highway と、西(ホノルル方面)へ向かう Likelike Highway、東へ向かう Kaneohe Bay Drive の交差点の南東の角にある。ガイドブック Lonely Planet には、このショッピングセンター内のタイ料理レストラン Chao Phya Thai Restaurant が紹介されている。また、ここには元気寿司がテナントで入っていた。栃木県内にも多数出店している回転寿司のチェーンだが、ここオアフ島に6店舗、マウイ島、カウアイ島にも各1店舗出店しているそうだ。このちょっと古びたショッピングセンターも、やや空きテナントが目立ち、さびれた雰囲気だ。近くに巨大なWindward Mall  ができた影響もあるのかもしれない。駐車場から町に覆い被さるようにそびえる Koolau Range の写真を撮影してみるが、電線などが邪魔でよい構図にならない。

Img_3208Img_3209  時間を潰しきれずに12時前に Heeia Kea に到着してしまった。集合時間までは30分もあるので、暇つぶしに港の風景を撮影してみる。妻は木陰に座って一休みしている。日なたは猛烈に暑いが、湿度が低くて潮風も吹いて来るのでいので日蔭にいれば快適なのである。のどかな風景だが、上空には爆音を轟かせながら時々戦闘機が通過していく。向こう側に見える山の手前に空軍基地が広がっているのだ。北側に目を向けると昨日ドライブした Kualoa と、Chinaman's Hat が見える。

 200mmの最大望遠にして沖合を撮影すると、海の色が変わっている場所が見える。ここがカネオヘ湾のサンドバー Kaneohe Bay Sandbar である。辞書で調べると Sandbar は単純に砂州という意味でしかなく、河口に出来る物や、天の橋立のように2つの陸地を繋ぐようにできる物とかも Sandbar である。砂州と違って反対側に陸地が無い物を日本語で砂嘴と呼び、Wikipediaによると sand spit と訳が付けられている。ここの Sandbar はちょっと異質で、湾の真ん中に砂地の浅瀬ができているのだ。大潮の時には砂地が海面から顔を出し、湾の真ん中に360度周囲を海で囲まれたビーチが出現する。面白い光景なのでコマーシャルや雑誌のロケなどでよく使わているそうだ。ただ英語のガイドブック Lonely Planet には、Sandbarの事は紹介されていなかった。またこの日系のツアー会社ではここを「天国の海」と称しているが、英語サイトなどを検索してもヒットしないので、一般的な呼称では無くこの会社独自の宣伝用キャッチフレーズのようだ。すでに「ハワイの旅14」の記事で紹介した通りハワイ語で天国の海と言えば、ラニカイ Lanikai の事である。

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2008年11月26日 (水)

ハワイの旅17 東海岸沿いのドライブ

2008年9月15日(月)

Img_3153  さて、明日のサンドバーの予定が吹っ飛んでしまったので、午後は東海岸沿いに北へドライブする事にした。Kailua Road、Kalanianaole Highway、Kamehameha Highway と進み、カネオヘ Kaneohe へ向かう。昨日買い物に来た Windward Mall を過ぎると道路は片側1車線に減り、急にローカル色が濃くなる。

 市街地が切れると道の両脇にはマングローブの林が現れ、唐突に山道の様相を呈する。小川にかかるやや狭い橋を渡った先は右への急カーブになっており見通しがきかない。対向車線に大型車が来たらどうしようかと、ちょっとひやひやする。その先の右側に Heeia State Park の標識が見えると、道路は急に海岸沿いに出る。右側の Heeia Kea Small Boat Harbor へ車を進め駐車した。サンドバー Sandbar へ行くボートはここから出るらしい。一応トイレもあり、一息入れる。カネオヘの MCBH へ向かう軍用機が時々轟音を響かせながら上空を通りすぎていく。

 更に北へ進む。郊外に出てから、制限速度を守っていると後ろに車列ができるようになってきた。とはいえ、旅行者としてはどのぐらいでスピード違反を取られるのかわからないので、あまり制限速度を超えるわけにもいかない。所々で路肩に避けて先を急ぐ地元車に追い抜いてもらう。

Img_3205  左手に切り立った山塊が近づいて来ると、クアロア Kualoa である。ここには クアロア牧場 Kualoa Ranch という、観光施設がある。映画のロケ地としても良く使われるそうだ。乗馬や4輪バギーなどを楽しんだりできるらしい ($59-89) が、日本語ホームページの記載を読むと予約枠はホノルルからのツアーで押さえられてしまっており、思い立って現地へ行っても遊ぶ事は難しいようだ。いずれにしても、妊婦さんは乗馬も、バギーも無理なので今回は立ち寄らない。

Img_3159  右側に広がるに広々とした Kualoa Regional Park に車を停めて散策を楽しむ事にした。沖合いにはとんがり帽子のような形の島 Chinaman's Hat が見える。中国人の帽子という名前だが、中国の人がこんな形の帽子をかぶっているのだろうか?どちらかというと、頭部が丸い帽子だったような気がする。こんなとんがり帽子をかぶっているのはむしろベトナムとか、東南アジアのような気がする。まあ白人が付けた名前だろうから China も Indchina も大差は無かったのかも知れない。

Img_3154 後ろを振り返ると、やはりこの山の形はとても印象的だ。Koolau Range というこの山脈はオアフ島の東部を南北に貫いている。最高峰でも960mしかないそうだが、東海岸から見ると急峻に聳え立っているので、標高以上に高く見える。一方ホノルルなど西側から見ると比較的なだらかである。カイルア、カネオヘの町も背後にこの山脈を背負っており、ホノルル方面とをつなぐ Pali Highway、Likelike Highway、H3 Freeway はいずれも長いトンネルでこの山脈を貫いている。東から吹き付ける貿易風がこの山にぶつかって雨を降らせる。山塊が海に近いこのクアロアはオアフ一雨が多い地域なのだそうだ。

 妻の携帯電話が鳴った。1日遅れで昨日ホノルル入りした義父母と、2日遅れで今朝到着した義弟(長男)からだった。レンタカーでワイマナロの Sea Life Park Hawaii に来ているとの事。カイルアで一緒に夕食をとる事になった。カネオヘの Windward Mall で落ち合うことにしたが、果たしてうまくいくだろうか。

Img_3172  帰り道、Kamehameha Highway は途中で左折しなくてはいけないのだが、そこが信号も無い交差点だったのでうっかり直進してKahekili Highway に入ってしまった。この道でもカネオヘには行けるが海が見えない。すぐ次の交差点を左折して、脇道に車を停める。道路地図を確認すると、Lulani Street を通って、Kamehameha Highway に戻れることがわかったた。Lulani Street は高台に上っていく。両側は住宅地になっていて、家の間からカネオヘ湾を展望する事ができる。思いがけず良い風景に出会うことができた。空き地に車を停め、Sandbar 方面の写真を撮影した。

 さて、義父母らとの Windward Mall での合流計画は結果的に失敗に終わった。向こうのレンタカーには簡易カーナビが付いているが、うまく検索できず通り過ぎてしまったようだ。Windward Mall の敷地は広大過ぎて、待ち合わせには不向きだったか…。携帯電話で何度もやり取りしたが、相手に土地勘が無いためうまくいかない。結局向こうの車をこちらから探しに行くことに作戦変更し、どこかの駐車場に停めてもらってから連絡をもらう事にした。

 しばらくして着信あり。Burger King の駐車場に停まっているという。通りの名前を教えてもらうと、Kamehameha Highway と Likelike Highway の交差点だとの事。何だそれなら簡単だ。ちょっと苦労したが、無事に合流に成功した。今日は道路地図 O'ahu street atras に随分と助けられている。字が小さいのが難点だが、道に迷ったときは通り名で現在地が判るのでとても便利だ。

 挨拶を済ませたら、さっそく我々の貸し別荘 Kailua Beach Estate へ向けて出発だ。もう日暮れが近い。部屋とビーチを案内すると、一行の中の誰かが「千葉の海辺みたい」と言った。うーん、ここは九十九里浜ですか…。その後、みんなで夕食。妻のリクエストにより二夜連続で Buzz's Original Staek House に。何故か今日はサービス料をチャージされなかったので、チップを上乗せして支払う。

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2008年11月19日 (水)

ハワイの旅16 Teddy's Bigger Burger

2008年9月15日(月)

 別荘に帰り Sofbank X01T のWiFi 接続を試みるが繋がらない。カネオヘ湾サンドバーのツアーの問い合わせメールの返信が来ているか確認できない。仕方なくツアー会社に電話した。「メールで明日のツアーを申し込んだ物ですが。」と切り出すが話が通じていない様子。(相手は日本人。) 相手方の雰囲気を察するにまだメールを読んでいなかったらしい。更に最悪な事に、「あーー、メールの御返事まだできていなかったのですけど、明日のツアーは午前も午後も満席です。すみません。」との御返事である。妻は楽しみにしていただけにがっかりしている。妊娠中のため体調がどうかわからないので、現地に着いてから申し込む事にしていたのが、それが仇になった。日本出発前に予約しておけばよかった。

 さて、気を取り直して昼食でも食べに行こう。そろそろアメリカンフードにも飽きてきた私だが、妻はまだまだアメリカンフードで通す覚悟でいるらしい。確かに例年の旅ではできるだけ地元の料理を食べる事をモットーにしてきた。タイやカンボジアの料理は旅行中ずっと食べ続けても飽きなかったけれど。

Img_3149 Img_3147  今日の昼食は Kailua Village Shops の中にある Teddy's Bigger Burgers へ。ここのハンバーガーパテのサイズは3種類。Big 5 Oz(141g)、Bigger 7 Oz(198g).、Biggest 9 Oz.(255g)となっている。Original Burger は Big $4.65、Bigger $5.50、Biggest $6.35 というお値段。一番ヘビーなのは、Monster Double の Biggest $9.00 。9+9 Ozで510gとなるのだろうか。

Img_3150  その場でパテを焼いて作るのである程度時間がかかる。壁の絵でも眺めながらのんびり待とう。この店の会計はファーストフードなのでチップ無しだが、レジの横にチップを入れる箱が置いてあって、釣り銭を入れて行く人もいる。手持ちの紙に書かれた番号が呼ばれた。ようやくできたようだ。左が Teri Burger Big $5.25。右は、Fish and Chips Combo (セルフサービスのドリンク付き) $8.25。

 食事の後、同じ Kailua Village Shops にある、Global Village を覗いてみる。衣類や服飾品、雑貨などが売られているお店である。次に Jamba Juice へ。(ホームページにはなぜかカイルアの店舗が載っていない。)絞りたての100%オレンジジュースを買う。これはなかなかおいしかった。

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2008年11月12日 (水)

ハワイの旅15 カイルアビーチパーク

2008年9月15日(月)

Img_3143  今朝も快晴。海で遊ぼう。

 ガレージに置いてある、ビーチパラソル、ビーチチェア、ビーチマットをレンタカーのトランクに積み込んだら出発だ。まずは Kailua Beach Center に行き、ショップでシュノーケリング用具のレンタルをしてもらう。支払の他に金額の書かれていないクレジットカードの請求伝票を1枚取られる。もし用具が返却されない場合は、これで弁償金を請求される事になるようだ。用具を返却する時に請求伝票を破棄してくれる事を必ず確認する事。レンタル料金はカイルアの市街地よりも高い。

 Kaelepulu Stream のカイルア側にある駐車場に車を停める。芝生の園地が整備されていて、トイレやシャワーも設置されている。貴重品は車に残しておかない事。ビーチはごらんの通りの美しさ。平日なので人は少ない。適当な場所にパラソルを立て、ビーチチェアを置く。南国の日差しがじりじりと照りつける。このビーチを起点に、カヤックで沖合の Moku Popoia = Flat Island や Mokulua = Twin Islands を巡るのも楽しそうだ。

 こんな砂浜でシュノーケリングができるものかとも思うが、まあ練習のつもりでとりあえずゴーグル、シュノーケル、フィンを付けて海に入ってみる。(妻は妊娠中のためかわいそうだが、浜辺で水につかる程度。) タイのサムイ島トンサイベイのプールでの練習、タイのパンガン島の浅瀬の珊瑚礁、東アフリカタンザニアのムネンバ島に続く一応4回目のシュノーケリングという事になる。

ゴーグルのフィッテッングは問題無し。波をかぶるとどうしても海水がシュノーケルから入ってきてしまう。そんな時は思いっきり水を吹き出せと教わっていたが、吹き出した海水はシュノーケルの先端から出て行くのだという事、そして今までは吹き出し方がまだ弱くて海水がまた戻ってきていたという事に今回初めて気付いた(^-^;。

 さて練習にはなったが砂地では視界も悪く、魚も全然居ない。沖の Flat Island の方まで行けばいいのかもしれないが、カヤックが無いと無理だろう。昨日の夕方行った Lanikai 側の浜に少し岩場があった事を思い出して、波打ち際に沿って歩き始めた。岩場の手前で海に入り、30分近くも泳ぎ続けてみたが、縞のある小さな魚が数匹いるのを発見しただけだった。それでも練習にはなったし、足の着かない深さの所で長い時間自信を持って泳いで(浮いて)いられたので、そういう意味では収穫があった。

 すっかり妻を置き去りにしてしまったので慌ててパラソルの所に戻る。そうこうするうちに雲が出てきた。Windward 名物の俄か雨が来そうだ。道具を撤収して車に積み込み、シャワーで体に着いた砂を洗い流している内に、案の定ぽつぽつ雨が降り出した。さあ一旦別荘に帰ろう。

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