ギリシャ、特にフォレガンドロス島の旅42完 新アクロポリス博物館
2017年8月26日(土)
近代的な新アクロポリス博物館は2009年に新築されたものです。アクロポリスで発掘された出土品が、広大な館内に展示されています。もともとの博物館はアクロポリスの東斜面にあったそうですが、膨大な出土品を展示するのには手狭となったことから、移設・新築が計画されたとのことです。
この建物そのものも遺跡の上に建てられており、2枚めの写真のように発掘現場を上から眺められるようになっています。遺跡を保護する目的で、博物館の建物が柱によって支えられた人工地盤の上に建てられているのが見て取れます。
大きなガラス窓から、正面にアクロポリスの全景が見えます。何よりも涼しいのがありがたいです。カフェも設置されていて、アルコール飲料も提供されています。まっ昼間から Ouzoを飲んで元気を回復します。透明のOuzoを水割りにすると白濁します。アニスの強いフレーバー、なかなか癖になるお酒です。
エレクテイオンから移設された6体の少女像の柱もこの博物館に展示されていて、間近でみることができました。硬い大理石といえども長い年月の間の風化が見て取れます。細かな表情などは読み取る事ができません。今エレクテイオンを支えているのはレプリカの柱です。
2時間ほど博物館を見学すれば、ギリシャの旅ももう終わりです。小学3年生には、真夏の遺跡巡りは辛かったようです。でも何とか頑張ってくれました。娘のリクエストで最後にまたインドカレー屋さん Indian Havli に…。2泊3日の滞在の間に4回も足を運ぶことになりました。
ホテルからアテネ空港まではタクシーを利用。今回はŠkodaの車両です。フォルクスワーゲン傘下のチェコの自動車メーカーです。日本に入ってこない車に乗る機会があることも海外旅行の楽しみの一つです。往路と同様 Turkish Airlinesのイスタンブール経由。イスタンブール空港への着陸は一旦北に行き過ぎて、右旋回で南へ、そしてこんどは左旋回で北へと、何故かジグザグに降下していきます。(Flight Awareで履歴を確認してみると、毎日この飛び方をしているようです。)陸の上での飛行高度に制限でもあるのでしょうか…。
アテネの出発が少し遅れたため、日付が代わり8月27日に。イスタンブールで飛行機を降りたら出発階に直接出てきました。おかげでセキュリティーチェックを省略することができました。ここから成田へは約12時間の長いフライトです。
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