カテゴリー「オーストリアの旅」の21件の記事

2019年2月 6日 (水)

オーストリアの旅21 Kuenringerbad

2018年8月22日(水)
 アウトバーンA1を東へ。山岳部でも制限速度120km/h、区間によっては日中のみ140km/hに設定されています。途中メルクで北に進路を変え、ドナウ国道へ。世界遺産ヴァッハウ渓谷を抜ける道です。クルーズ船に乗って川岸のブドウ畑や古城などを眺めるのが観光の定番のようです。せっかくの風景ですが運転手の私以外は全員爆睡中。
 デュルンシュタインの町はずれの駐車場で小休止と思って入っていくと、Kuenringerbad という看板が…。ドイツ語でBadと言えば英語ではBath…温泉施設?調べてみると温泉では無く、天然の池を使ったプール施設とのことです。目を覚ました子供たちの目が輝きだします。「プールだ。やったあ。」 いや、プールに来ようと思ってこの道を通ったわけでもないし、ここに車を停めたわけでもないのですが。
Img_1171  そんなわけで小休止のつもりが予定外の大休止に。16時前から約3時間も滞在してしまいました。天然の池なので岸には苔も生えていてヌルヌルしています。水は濁っていてゴーグルをつけて潜っても前はほとんど見えません。深いところは1.5mもあります。そしてここの水も冷たい!
 ここまで来ればウイーンまではあと1時間。(遅れるかも知れないと電話で連絡してはおきましたが)20時の閉店ぎりぎりにレンタカー会社まで無事たどり着きました。
 翌23日で私たちの旅行は終了です。2家族でのホームステイ、小さな子供を連れの旅でそれなりに苦労もありましたが、一味違ったオーストリア滞在となりました。

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2019年2月 1日 (金)

オーストリアの旅20 ザルツブルク市街

2018年8月22日(水)
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 ホテルをチェックアウトしたあと、ミラベル宮殿前の駐車場まで車で移動。そこから徒歩で Mozart Residence を訪問しました。内部は博物館となっており、土産物店やカフェも併設されていました。ここでも日本語を含む各国語対応の音声ガイドが利用可能で、各部屋を回りながらモーツァルトの生涯や、家族についての情報を知ることができます。
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 少しだけ歩いて、東側のカプツィナーベルクへと向かう山道の入り口にやってきました。建物の下のアーチ状の部分が道路になっています。
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 急な坂道の左側が車道になっていますが、幅は狭く車1台が通るのがやっと。右側は歩行者用の階段になっています。
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 少し上っていくとザルツブルク市街が一望できました。
 この坂の下はちょっとした広場になっていて、その真ん中から高さ何十センチかで水が噴き出しています。間欠的に止まったり、高くなったり。3人の子供たちは夢中でずぶ濡れになって遊んでいます。彼らにとってはこれがザルツブルクの一番の思い出になったのでしょう。
 Img_1168さてもう13時を過ぎてしまいました。今日の20時までにウイーンでレンタカーを返却しなければなりません。そろそろ出発することにしましょう。
 
 
 
 
 

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2019年1月27日 (日)

オーストリアの旅19 Salzburg Mülln-Altstadt駅

2018年8月22日(水)
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 普段起床が早いのでどうしても早くに目が覚めます。一人でホテルの部屋を抜け出して、運動を兼ねて散歩に出かけました。
 ザルツァッハ川沿いに少し北に歩き、道路橋で対岸に渡ります。南側の鉄道橋の上を列車が通過していきます。
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 川の対岸を南に進んでいくと、Salzburg Mülln-Altstadt駅がありました。中央駅の隣の駅です。日本と違ってホームへの出入りは自由ですので、さっそく行ってみましょう。
 高架上の線路は3線あり、一番北側の線路にはホームが無く列車が通過していきます。駅は島式1面でローカルのSバーンだけが停車するようです。
Img_1142 しばらくするとちょうど上下のSバーンが同時に到着しました。  
 ホームの東端まで行ってみると線路の間に通路が伸びています。はて?
 通路を歩いていくと、上下線の線路の間を通ってそのままザルツァッハ川の橋梁へとつながっていました。(1枚目の写真に写っている橋です。)川の東岸で通路は終点となりますが、階段で地上へ降りることができます。
Img_1146 なるほど、鉄道橋を架け替えた時に、歩道橋としても利用できるようにしたのですね。確かに南北の隣接する橋は200-300m離れていますので、この鉄道橋を歩いて渡れると便利ですし、駅の利用圏も広がります。おかげさまで私もホテルまで楽に戻ることができました。

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2019年1月22日 (火)

オーストリアの旅18  ザルツァッハ川

2018年8月21日(火)
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 少し列車は遅れましたが、ウガンダからウイーンを経由して無事にNancyが到着。Nori familyの二人の子供たちも久しぶりにお母さんに会えて大喜びです。
 6人そろったところで、ホテル向かい側のレストランBraurestaurant IMLAUERで夕食。オーストリア料理とオーストリアのビールを堪能します。
 夕食後もまだしばらくは明るいので、一人で町の散策に出かけることに。町の真ん中を流れるザルツァッハ川。その西側に旧市街があります。
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歩行者用の鉄橋は映画サウンドオブミュージックの中でも出てきた有名な橋です。
 川沿いの遊歩道を南へ。ザルツブルクの旧市街は川と背後の丘に囲まれた狭い平地にびっしりと建物が並んでいます。
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 旧市街の一角にある写真の黄色い建物が、有名なモーツァルト生家 Mozart Geburtshausですが、とっくに営業は終わっており中に入ることはできませんでした。観光ガイドブックの写真と雰囲気が違うなと思ったら、1階右側の2か所の扉が閉まっているためでした。扉の上にはSPARの電光看板が。Googleストリートビューでみても、やっぱりSPARのロゴが見えていますが、店内の様子はスーパーやコンビニでは無いようです。
 迷路のような旧市街地をうろうろする間にすっかり暗くなってしまいました。足もくたびれてきましたので、ホテルに戻ることにしましょう。
 
 
 

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2019年1月17日 (木)

オーストリアの旅17 ザルツブルク中央駅

2018年8月21日(火)-22日(水)
 ザルImg_1107_1ツブルクに到着しホテルにチェックイン。Urban Stay Salzburg Cityはコンパクトで簡素な宿です。駐車場が狭いのと、エレベータが無い(しかも部屋は4階!)のが難点でしたが、駅と旧市街の間にある便利な立地であることが取り柄です。
 君とK君のママは、ウガンダでの仕事を終え、本日ウイーンに到着。空港からそのまま列車でザルツブルクへ直行。列車の到着時刻に合わせてザルツブルク中央駅にお出迎えです。
Img_1109_1 駅前のバス乗り場には、普通のバスに混ざってにトロリーバスも乗り入れています。
Img_1110_1  堂々とした駅舎の前は、大きな広場になっていて、道路は少し遠くに追いやられています。段差の無い広い空間を人が自由に行き来できる駅前というのは、あまり日本では見かけることがありません。子供たちはキックスケーターで走り回っています。
 列車の到着にはまだ少し時間があるので、その間を利用してちょっと駅構内へ。
Img_1113_1  このCity Shuttleや、ウイーンで乗った S-Bahnのようにオーストリア国鉄の車両は基本的に赤と白の塗色なのですが、向こう側のホームに停まっている列車は水色の塗色で異彩を放っています。
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車体にはMeridianのロゴが…。Meridianと言えば有名なホテルチェーンです。(マラウイのゾンバのKu Chawe も以前はMeridian系でした。)調べてみると、ドイツで鉄道事業をしているほか、オーストリアのWestbahnやオーストリア国鉄とも提携して接続チケットを販売していたりするようです。

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2019年1月12日 (土)

オーストリアの旅16 ハラインの岩塩坑 Salzwelten

2018年8月21日(火)
 Maishofenの児童公園から北に向かって出発。Saalfelden am Steinernen Meer ザールフェルデン・アム・シュタイナーネン・メアー を通過したと思ったら、次は Weißbach bei Lofer ヴァイスバッハ・バイ・ローファーだの St. Martin bei Lofer ザンクト・マルチン・バイ・ローファーだの、舌を噛みそうな長い前の町をいくつか通り過ぎていきます。道路は山に囲まれた細長い緑の谷を進んでいきますが、やがて進路右前方に屏風のように切り立った大きな白い山塊が見えてきました。Berchtesgaden国立公園の山並みです。この大きな山塊の西側から北側へと回り込むように、ルートを取ります。Unkenを過ぎたところで、国境を越えオーストリアからドイツに入ったはずですが、全くわかりませんでした。
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 ドイツ領内は素晴らしい山岳ルートで運転している私は気分爽快なのですが、山道で酔いやすい娘からは、いつまでこのうねうね道が続くのかとクレームが。お昼過ぎだしこのあたりで昼食でもとってドイツに足跡を残そうかと、沿道のレストランに行ってみましたが、なんと火曜定休日でした。あたりに他に店も無く、無理を言って子供たちのトイレだけお借りして、先へ進みます。Google Mapsの案内通りに脇道に進むと、すれ違いが難しいぐらいの細い山道に。林の間を抜けて、農地に囲まれた何の変哲も無いのどかな峠が再びドイツ・オーストリア国境。二度の国境越えは何とも拍子抜けでした。国境からものの2-300メートルでハライン塩鉱へと向かう立派な道路に出ました。
 
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 子供たちを飽きさせないようにと立ち寄った、Salzwelten (塩の世界)でしたが、なんと入場は4歳以上。3歳のK君はパパと一緒にお留守番。(ちょうどストローラーでぐっすり。)というわけで、うちの夫婦と娘、そして5歳のT君で入場です。
 最初に白衣に着替えます。(服の上から着るだけ。)作業服を模して雰囲気を出すのと同時に服が汚れるのを防いでいるのでしょう。
 
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 階段を降りてトロッコ乗り場へ。横坑の中へと数百m入っていきます。塩がいかにこの地域の領主の利権になり、ザルツブルグの繁栄につながっていたのかを学びつつ(ドイツ語と英語のみ)、採掘現場の展示や、2か所の滑り台、筏での池渡りなど、なかなか楽しいアトラクションでした。 (この滑り台があるので4歳以上なのでしょう。)最後は行きと同じトロッコに乗って地上に戻ってきます。
 
 山の景色を眺めながらテラスで遅い昼食をとります。ここからザルツブルクまでは40分ほどです。
 
 
 

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2019年1月 7日 (月)

オーストリアの旅15 KinderspielplatzとMaishofen-Saalbach駅

2018年8月21日(火)
 なかなか楽しかった Zell am Seeでの2泊の滞在を終え、今日は Saltzburgに移動です。移動中に子供たちに車で寝ていてもらおうということで、"疲れさせる作戦"が決行されました。
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 Zeller湖から少し北に行ったMaishofenという集落の中の公園に立ち寄ります。どうやって見つけたかというと、単にGoogle Maps で、Kinderspielplatzと入力して検索したら、経路上に近いここがヒットしたというだけです。しかし行ってみると、小さいながら予想外に遊具が充実した遊びがいのある児童公園でした。
 子供たちが遊びに興じている間、周辺の散策に。地図を見ると近くに駅があるのでそちらに行ってみることにしました。
Dsc_0227 Maishofen-Saalbach駅は、Zell am See駅の北隣の駅で、ローカル列車のみが停車します。Zell am Seeからの所要時間は5分ほどです。朝夕はおおむね毎時1本が停車しますが、日中はかなり間隔が開きます。ちょうど目の前を急行が通過していきました。
Dsc_0229 2階建ての立派な駅舎がありますが、無人駅です。無人であろうとなかろうとホームへの出入りはいつでも自由にできます。しばらく待ってみましたが、あいにく通過列車はありません。
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 子供たちがそろそろ遊び飽きてきたころかも知れないと、少し急ぎ足で公園に戻ってみると、まだまだいつまででも遊ぶ勢いではしゃいでいます。
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 もうそろそろお昼ですが、夕方までにはザルツブルクに到着したいところ。ぼちぼち出発しましょうよ。
 
 
 
 

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2019年1月 2日 (水)

オーストリアの旅14 Kitzsteinhorn 2

2018年8月20日(月)
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 Gletscherjet4の終点でゴンドラを降りるとそこは真冬。ガクガクブルブル。少し離れたところには雪遊びゲレンデが見えています。そちらへ行きたがる子供たちに待ったをかけつつ、最後のひとのぼりです。
 
 Gletscher Shuttleという名のフニクラ(日本でいうところのケーブルカー)に乗り換えて、Gipfelwelt 3000の展望台に到着。Gipfelは英語でいうと Summit、Weltは World ですから山頂世界といった感じ。こんな高山まで乗り物を乗り継ぐだけで簡単に来れてしまいます。2004年のスイス旅行以来14年ぶりの標高3000m越えです。やや雲は多いものの、大パノラマが広がっています。
 Img_1033_1 実に標高3029m、Top of Saltzburgの看板がかかげられた Panolama Platformには、写真のように崖から突き出る形の場所も設置されています。下は金網が透けていますが、ガラス張りというわけでは無いので、想像していたような恐怖感はありませんでした。
Img_1040_1 こんな高いところまで3歳の子供を連れてきて大丈夫かというと、今回のような非常に短時間であれば問題ありません。しかし私たち夫婦がかつてスイスのゴルナーグラードの山頂ホテル(標高3089m)で経験したように、ある程度長い時間高地に滞在すると、高山病のリスクが高まってきますので、避けた方が無難です。
Img_1043_1 Gipfelwelt3000からトンネル内の National Park Galleryを通り抜け、さらに続くトンネルを下っていくと、もう一つの展望台に出ます。ここからはオーストリア最高峰3798mのGrossglocknerをのぞむことができます。
Img_1048_1 さて、ここからトンネルに戻っても良いのですが、この高所での登りはきつそうです。展望台からアイスアリーナの方に向かって山道が続いていますので、そちらを下って Gletscherjet4の終点駅を目指すことにしました。
 アイスアリーナの雪遊びゲレンデも、その周囲は完全に雪が消えていて、ゲレンデ自体もシャーベット状になっていました。あと何年かするとこのあたりは夏に雪が全部溶けてしまうようになるかも知れません。
 

 

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2018年12月28日 (金)

オーストリアの旅13 Kitzsteinhorn 1

2018年8月20日(月)
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 やや雲が多いものの今日も晴天です。Zell am Seeの南西方向にあるKaprunの町を抜けて、山中へ。40分ほどでケーブルカー(ロープウェイ)の駐車場に到着しました。冬季はスキー場としてにぎわうので、駐車場は広大ですが、サマーシーズンはそこまでの混雑は無いようです。
 とはいえ、駐車場から見る限りはいったいどこにゲレンデがあるのという感じ。目の前に立ちはだかるのは急峻な急斜面です。
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 ここから乗るのは Gletscherjet 1と名付けられたケーブルカー。標高911mの山麓から、一気に1976mの中腹まで、標高差1065mを全長2457m、わずか9分で一気に上ります。平均斜度23.4度!
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 中腹にはなだらかな土地が広がっています。さすがにこの時期は雪は残っていません。ウインターシーズンにはゲレンデの中心エリアとなるところでしょう。
 Img_1001_1 サマーシーズンには子供用のプレイグラウンドも設けられており、3人の子供たちはそちらにまっしぐら。ふもとに比べるとだいぶ気温が下がりましたが、春のような感じで気分爽快です。下界をのぞむとKaprunの町が。そしてその向こうにZeller湖がかすんで見えています。
 
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 プレイグラウンドのおかげで思わぬ大休止となりました。帰りにまた遊べるからとなだめすかして、先に進みます。一回り小さなゴンドラのGletscherjet 2で標高2453mへ。さらに小ぶりな Gletscherjet 3と4(夏は営業していない中間駅をはさんで、そのまま通し運転です)に乗り換えて、標高2926mまで到達。眼下には氷河が見えてきましたが、温暖化の影響かだいぶ小さくなっており、融解を抑制するためのシートで覆われている場所も見受けられました。

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2018年12月23日 (日)

オーストリアの旅12 Zell am See駅

2018年8月20日(月)
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 平地の少ないツェルアムゼーゆえ、鉄道の駅も町の中心部に位置しています。朝の散歩がてら駅に行ってみました。改札はありませんので、プラットホームへの出入りは自由です。駅舎と反対側には、ツェラー湖の湖畔へとつながる、出口もあります。
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 ウイーンと同様のSバーンの車両がやってきました。平日の朝だというのに、意外なことに乗車客も降車客も数名程度。人の動きはほとんどありません。街全体が朝寝坊。通勤需要というのは限定的なようです。
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 州都であるザルツブルクまでは1時間半ほどで行くことができます。毎時2本程度は走っているよう。
 鉄ちゃんとしては乗ってどこかに行きたいところですが、レンタカーがあるのでそうもいきません。
 
 
 

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