モロッコとパリの旅37 RER A線とD線 (完)
2019年8月16日(月)
シャルル・ド・ゴール空港からの帰国便は深夜発でまだまだ時間があります。貸しアパルトマンの隣の管理事務所で荷物を預かっていただき身軽になりました。まずは近くのピカソ美術館でも行ってみましょう…あれ、休館だ。
調べてみると月曜日休館の施設が多いようです。あれれあてが外れました。妻・娘「私達はまたデパートに行ってくるわ。買い物に付き合うの大変だから別行動にして夕方に合流しましょう。」
別行動と言われても急に行きたいところも思いつきません。午前中にさんざん鉄分は吸収してきましたが…。
とりあえず最寄りの Saint Paul駅に行き、これまたとりあえず東行きの メトロ1号線に乗ります。とりあえずRERのA線にでも乗ってみようか。こういう時に フリー切符のParis Visite は便利です。Gare de Lyon で乗り換え。ちょうど来たRER A線東行き電車に飛び乗ります。A線の東側はマルヌ・ラ・ヴァレー・シェシー Marne-la-Vallée Chessy方面と、ボワシー・サン・レジェールBoissy-Saint-Léger方面に分岐しますが、この列車は後者でした。(ちなみに前者はパリディズニーランドの最寄り駅らしい。)
パリの北東側の裾を回るように進み、終点の Boissy-Saint-Légerに到着しました。このまま戻るのも芸が無いしどうしようかな。とりあえず駅前に出てみましょう。パス停を確認するとRER D線のビルヌーブ・サン・ジョルジュ Villeneuve Saint-Georges駅行きのバスがあります。いきあたりばったりですが乗りましょう。
バスは住宅地の中を縫うように走り、こまめな乗降があります。RERの拠点駅と間の住宅地を結んでいるのですね。25分ほどの乗車でサン・ジョルジュに到着しました。まだ15時前です。待ち合わせまでまだ3時間もあります。
ということで、RER D線の南方向 ムラン Melun行きに乗ってしまいます。平日の昼下がりですが、車内はなかなかの混雑です。南北に走る路線のため西側の窓からは常に日差しが入り暑い。すぐ着くのかと思ったら40分近く乗車してムランに到着です。
駅前に出て少し散策します。
パリ・リヨン駅行きのSNCFの中距離列車に乗り込みます。細かく途中駅に停車するRERと違って速いこと。東海道線と京浜東北線みたいなものですね。途中ノンストップ30分ほどでリヨン駅まで戻ってきました。時刻は16時22分。まだあと1時間半あります。電源コンセント付きの待合椅子でスマホを少し充電しながら一息。
旅の後半は思いがけず、鉄三昧の旅行になりました。
貸しアパルトマンの管理事務所でスーツケースを受け取り、夕方のラッシュのメトロに乗ってOpéra駅へ。大きな荷物を持ってラッシュアワーのRER B線に乗るのも気が引けるので、空港まではロワシーバスを利用しました。このバスを含め、今朝からの全ての移動はParis Visiteで乗れるものばかりでしたから、相当元を取ったのではと思います。
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