10月5日(木)
午後6時前になり、だいぶ日が暮れてきた。妻がガイドにヘンナをやってくれる所が無いかと尋ねると、快く案内してくれた。狭い路地でカンガを売っているお店の女性に声をかける。さっそく値段交渉。5000シリング(約500円)で交渉成立。ここでガイドは後でまた戻ってくると言って出かけて行った。ヘンナとは植物性の色素で毛染めにも使われている。この色素を使ってボディペインティングしてもらうのである。見本帳を見ながら気に入った模様を選ぶ。女性は小さな容器に色素を溶かし、マッチぐらいの細い棒を使って模様を描いていく。筆ではなく棒を使うのはアラブ文化の影響だろうか。
小さな男の子が回りでうろちょろしている。女性の子供のようだ。お母さんの気を引こうとして、色素の容器をいたずらしようとしたり、あたりをはい回ったり落ちつかない。母親もだんだんイライラしてきて、ヘンナをしてもらっている妻も気が気ではない様子なので、写真を撮ったり、抱き上げたりして遊んであげる。鼻ペシャで、目がクリクリしていて可愛い。しかし地べたで転がって遊んでいるものだから手足も服もかなり汚いぞ。まっいいか。近くにいる女の子は姉のようだが、こちらは大人しくて、恥ずかしがり屋みたい。話しかけてもうつむいてしまう。そうこうするうちにガイドも戻ってきてヘンナ描きも終わった。
近くの店で小さな動物フィギュアのアクセサリーを購入。値段交渉はスワヒリ語で挑戦。かなりディスカウントしてもらう事ができた。
House of Wonder の前に戻るとガイドとはお別れだ。押しかけガイドだったが、色々とお世話になり、効率よくストーンタウンを楽しむ事ができた。知識も豊富だった。チップとして5000シリング渡すが、もうちょっと欲しいというので、いくら欲しいかと聞くと7000シリングだという。はっきりしていていい。あいにく大きな札しか残っていない。考えた末、2USドル(約2600シリング)を追加であげる事にした。
House of Wonder の海側には公園があって、日没と同時にシーフードのバーベキュー屋台が多数開店する。今日の夕食はここで食べる。白人観光客も集まってきて、大いに賑わっている。縁日みたいだ。
サトウキビの絞り汁も売っていた。確か50シリング(約5円)だったか驚くべき安さである。氷も入っていて、甘くて美味しい。(しかし後から思ったが、この氷、ミネラルウォーターで作っているはずも無いから本当は危険な飲み物である。幸い何事も起こらなかった。) 屋台で希望のネタを注文するとその場でバーベキューにして、席に運んでくれる。座席は岸壁のぎりぎりに作られており、背もたれなんてついていないから、海側の席の人は気をつけないと背中から海に落ちてしまう。港を見ながら食べる焼きたてのシーフードの味は格別だ。やっぱり海はいいね。
午後7時ごろまで遊んでしまい、昨日以上に帰りが遅くなった。エスクードを運転してヌングイに戻る。夜の運転はやっぱりかなり疲れる。最初にいきなり倉庫街みたいな所に入り込んでしまい、危険を感じてあわててUターンする。街灯も無い道路だが、道端にはたくさんの人が歩いている。夜の黒人は保護色になって、闇に同化している。道は概ねすれ違い可能な幅があるが、橋の所だけ狭くなっていたりする。途中からは昨日と同じ道。昨日交通違反で捕まりそうになった Mahonda のラウンドアバウトは今日は間違えずに大回りで通過。しかし今日は警察はいなかった。その後のもう一カ所の右折は相変わらず自信が持てず、何度か停まって歩行者に確認しながら進む。Amaan Bangalows にたどりついたのは8時40分だった。
部屋に入ると素敵にベッドメーキングされている。タオルで白鳥を作り、花が飾りつけられ、花びらが散らしてある。掃除を担当する若い女の子たちの力作のようだ。Asante sana. ありがとう。
さあ、明日は海で遊ぼう。Lala salama. おやすみなさい。
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