2015年8月1日(土)
昨夜は赤ワインの飲み過ぎですっかり酔いつぶれてしまいましたが、朝の目覚めはすっきり。いよいよ南アフリカ旅行も最終日となりました。
Lavender Farm の朝食は午前8時から。B&Bと言えどもさすがは南アフリカの中のフランス。しっかりとした朝食がテーブルで提供されます。車に荷物を積もうと外に出ると、おー寒。霜が降りて、車の窓も凍っています。
ケープタウン空港までは1時間ほどの距離ですが、もう一箇所是非立ち寄りたい場所があります。そこは Groot Drakenstein Prison 。Franschhoek から北西に16kmほど行った場所にあります。 「また刑務所かい。」と妻から言われてしまいます。
この刑務所は現役で使われているため中には入れません。刑務所のゲート付近の広場の木立ちの間に車を停めます。刑務所の玄関前だというのに何故かたくさんの人が集まっています。ゲート前のラウンドアバウトの中心に右腕を高く突き上げガッツポーズをするネルソン・マンデラの像があります。そう、この刑務所こそがマンデラが長い獄中生活から解放され自由を手に入れた場所なのです。娘は意味もよくわからず偉大なるマンデラの真似をしてポーズを取っています。
Drakensteinから北に少し進みN1に合流して西へ。だんだんと Table Mountain が近づいてきました。R300、N2と進めば迷わずケープタウン国際空港へ。ガソリンスタンドは到着側には見当たらなかったため、出発側で給油。クレジットカードのオンライン決裁がうまくいかず。月初で処理が集中しているためとの説明を受けました。あとでやり直すので確認してくれと、控えの紙を受け取りました。給油後にレンタカーの返却場に行こうとしますが、道は空港を離れる方向にしかつながっておらず、一旦N2に戻って最初のランプで引き返すことに。やや最後に手間取りましたが、事故も怪我も無く空港まで戻ってくることができました。
帰りのSA334便 Johanesberg ジョハネスバーグ行きは13:15発。国内線ターミナルなので土産物店はあまり充実していません。荷物は羽田まで預かってもらえましたが、香港から羽田の区間の搭乗券はここでは発券できないとのことで、香港空港の乗り継ぎカウンターに寄るように指示されました。(ANA運航便なので出発24時間前に自動的にチェックインが実行されているはずです。)
離陸した飛行機は False Bay を遠望しながら東へ。白い砂丘の風景が思い出されます。次第に山岳地帯へと近づいていきます。眼下に見えてきたのは Franschehoek の町です。まるで今回の旅行をおさらいするかのような眺望を楽しむ事ができました。
2時間ほどで Jo'burg に到着。今回はボーディングブリッジから降機できたと思ったのもつかの間、ブリッジ途中の非常口のようなところから階段で地上へと誘導され、そこからターミナルへはバス移動でした。どうやら国際線ターミナルに到着したためこのような移動になったようです。
18歳未満の小児の出入国にあたり出生証明書が必要となったことで色々苦労をさせられましたが、出国時には特にチェックも無かったようで、スムーズに通過。出国後エリアは改修工事中でゴタゴタしていましたが、大きな土産物店 Out of Africa は12年前と変わらない場所にあり、懐かしくなりました。Typicalなアフリカ土産は(割高にはなりますが)だいたいこの店で入手できます。
香港行きのSA286便は16:55発。フライト時間13時間半で8月2日12時25分香港着。帰りは香港での寄り道は無く、14:30のSA7134便で19:40に羽田に戻ってきました。ケープタウン出発から、乗り継ぎを含めて約24時間。アフリカはやっぱり遠いですね。
今回の旅行は私達夫婦としてみれば「アフリカに行ってきた」感はやや薄かったのですが、空港でリロングウェ行きの出発表示を見たり、マラウイから出稼ぎに来ている人たちに出会ったりと、だいぶマラウイの近くまで来たなあと実感することはできました。娘はあまりにも長い飛行機と、乗り継ぎの繰り返しに嫌気がさしたようです。しかし両親はいつか三人でマラウイを訪れようと画策しているのでした。(完)
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